リカチャンコワイ

リカチャンコワイ

今ではなんともないのに、子どものころにはやたら怖かった、というものが誰でも一つくらいはあるのではないでしょうか。

私の場合、それは「リカちゃん人形」でした。

女の子なら誰でも一体くらいは持っていたのではないでしょうか。

私が子どものころから人気があって、今もなお現役で販売されている、あのロングセラー人形です。

昔のリカちゃんは今のリカちゃんとは少し顔が異なっていましたが、普通の感覚で言えば、じゅうぶんに可愛らしいものでした。

その可愛らしいはずのリカちゃんが私にはものすごーく怖かったのです。

そもそも、我が家に一体だけあったリカちゃんは、私が望んで買ってもらったものではありませんでした。

親戚のおばさんが、お誕生日のお祝いか何かでプレゼントしてくれたのです。

「女の子はみんなこういうのが好きよねぇ」

と言って、「リカちゃんハウス」と一緒にわざわざ私に買ってくれたのです。

「うげぇ……」

せっかくおばさんが買ってくれたリカちゃんを見て、私はものすごく不機嫌になりました。

どうせなら、パンダのぬいぐるみのほうがよかった、と子ども心に思ったものです。

それでも両親の手前、「こんなのいらない」なんて言えませんでした。私はけっこう大人の顔色をうかがう子どもでしたから……。

リカちゃんはしばらく私の子ども部屋に置かれていましたが、しばらくは子ども部屋に一人で入るのすら嫌でした。

「目が合ったらどうしよう」なんて不気味なことを考えたら、さわるどころか見るのも恐ろしかったのです。

実際、目が合ったことなんてありませんでしたが。

さすがにしばらくすると、リカちゃん人形に対する恐怖心も薄れてきて、普通にさわるくらいのことはできるようになりました。

友達がリカちゃんのお友達のイズミちゃん人形を持って来て、

「お人形さんごっこしようよ」

なんて言われると、しぶしぶ一緒に遊んだりもしました。

恐怖心は薄れましたが、それでもやっぱり、リカちゃんもイズミちゃんも可愛いとは思えなかったのです。

目がよくある少女漫画みたいにやたらキラキラしているのが嫌でした。

ナイロン製の髪の毛がブラシでとかすとキシキシして嫌でした。

日本人離れした8等身の体も現実離れしていて嫌でした。

まぁ実際、リカちゃんはお父さんがフランス人でハーフという設定なのですが……。

こんな感じで、私の元に来たリカちゃんはまったく私に可愛がられることもなく、いつのまにか処分されてしまいました。

私の娘も小さいころ、リカちゃん人形を見て、「怖い」と泣いたことがあります。

ああいった人形に対する恐怖心が遺伝子レベルで受け継がれているのでしょうか……。

神戸の婚活パーティー

通信販売の悪いところ

ここ数日、テレビを見て思い出すことがあります。とあるメーカーが発売している女性向けの育毛剤です。有名大御所女優が宣伝をしていて、大変大げさに商品をアピールしています。

決して安い商品ではありませんので、気軽に買えるものではないのですが、お試し価格が500円と割安なので、一度お試しにお試しだけでも使ってみようという主婦の人が多いそうなのです。

抜け毛や薄毛は昔は男性だけの悩みかと思っていました。しかし女性の私も、三十代に入り、子供を出産してみると、ホルモンバランスの関係で一時的に抜け毛がひどくなってしまったりして少し悩んだ時期もありました。私の友人は、産後のホルモンバランスからくる抜け毛がなかなか改善しなかったため、一時的に女性用の部分かつらを着用するなどしていた人もいました。それくらい女性と抜け毛の関係は密接な物だといえるのです。

そんな中での育毛剤の宣伝だったので、きっと女性の需要が高いのだろうなと思っていたのですが、この商品を購入した私の友人からとても嫌な話を聞かされたのです。

この商品のお試しセットを購入して一週間ほど経った時に、自宅宛に一本の電話がかかってきたそうです。電話に出てみると、それはその育毛剤のメーカーの人からでした。お試しセットの使い心地はどうだったかといきなり声高らかにまくし立てられたといいます。しかも、本人であることを確認せずいきなり話しかけられたので、自分の場合は大丈夫だけれど、家族に内緒でこの商品を購入している人がいるとしたら、これはとても迷惑な話だと言うことでした。

電話をかけてきたメーカーの人も、何だか心がないような感じで、中年の押しの強いおばちゃんがセールストークを丸覚えして一方的に喋りかけてくるといったような感じだったそうです。友人は、そんな感じが嫌でたまらなかったのでもちろん断ったそうなのですが、しつこく継続的な購入をすすめられて10分ほど電話を切れなかったそうなのです。

よく、こうした通信販売の商品でも、記載されている電話番号宛に購入後しつこく電話をかけてくる業者もいることを私は知っています。私は化粧品ではないのですが、以前に青汁を購入したときに、その後の継続購入を勧める電話がかかってきたときに大変嫌な印象を受けた覚えがありました。

これからも通販勧誘の電話にはたまには悩まされることになるのかなと、友人の話を聞きながら思ったものです。